共通商品オプションの設定方法について詳しく教えてください。 共通商品オプション機能は、ショップ共通でオプション項目を設定し、商品に紐づけて利用する機能です。
これにより、各商品に個別にオプションを設定・更新する手間を省き、
表示制御機能や画像付きラジオボタン表示、自由なメールフォーマット作成など、従来の商品オプションにはない高度な設定が可能です。
お客様が必要なオプションを分かりやすく表示し、入力忘れや選択ミスを軽減し、スムーズな注文を促進します。
(参照:共通商品オプション機能

利用条件と注意点


– 共通商品オプションは、カートを「ワンページカート」に設定している場合にのみ利用可能です。
 これは管理画面の「カート管理 > 基本設定」で設定できます。

– 現在、共通商品オプションはカートページに遷移後に入力できるオプションとして提供されており、
 商品ページや商品一覧ページ(カテゴリページや商品検索ページ、機能パーツ)では表示されません。

– 共通商品オプションと従来の商品オプションを同時に利用することはできません。
 商品個別の選択肢オプションがある場合は、共通商品オプションとして登録し、商品に紐づける必要があります。

設定手順


共通商品オプションの設定は、主に以下の3つのステップで行います。

1. 表示条件の登録


この機能は、お客様が購入目的を選択することで、関連するオプション項目や選択肢のみを表示させるものです。
例えば、「のし」のオプションで、「結婚祝い」を選択すれば「御祝」の表書きが表示され、「出産内祝い」を選択すれば「内祝い」の表書きが表示されるように制御できます。

1.1. 表示条件グループの登録


目的: 共通商品オプションの表示条件をグループ化するためにグループ名を登録します。
    登録したグループ名は、カートページの「目的」欄のリストに表示されます。
管理画面の場所:「商品管理 > 共通商品オプション表示条件グループ設定」から行います。
・操作:
 ・一覧画面では、既存の表示条件グループの確認、新規作成、編集、削除、並び替えが可能です。
 ・「新規作成」ボタンをクリックして、新しいグループを登録します。
 ・「表示条件グループ名」を入力し、登録します。
 ・「並順保存」ボタンを使用すると、ドラッグ&ドロップで変更したグループの並び順が保存され、これがカートページの「目的」欄のリストの並び順に反映されます。
(参照:商品管理_共通商品オプション表示条件グループ設定

1.2. 共通商品オプション表示条件の登録


目的: カートページの「目的」欄に表示する具体的な項目(表示条件名)を設定します。
    ここで設定した表示条件に一致する共通商品オプションがサイトに表示されます。
    (表示条件が未指定の共通商品オプションは常に表示されます)
管理画面の場所: 「商品管理 > 共通商品オプション表示条件設定」から行います。
操作:
 ・一覧画面では、既存の共通商品オプション表示条件の確認、新規作成、編集、削除、並び替えが可能です。
 ・「新規作成」ボタンをクリックして、新しい表示条件を登録します。
設定項目:
 ・表示条件名: カートページの「目的」リストに表示される名称。
 ・グループ名: 登録済みの表示条件グループから、この表示条件が属するグループを選択します。
 ・表示/非表示: カートページの「目的」欄にこの表示条件を表示するかどうかを設定します。
 ・補足説明: サイトでこの表示条件を選択した際に表示される説明内容(HTML入力可)。
 ・「並順保存」ボタンを使用すると、同じグループ内の表示条件の並び順が変更され、カートページの「目的」欄のリストの並び順に反映されます。
(参照:商品管理_共通商品オプション表示条件設定

2. 共通商品オプションの登録


ここでは、ショップ全体で利用する共通のオプションそのものを詳細に設定します。

 ・管理画面の場所: 「商品管理 > 共通商品オプション設定」から行います。
 ・操作:
  ・一覧画面では、登録済みの共通商品オプションの確認、新規作成、編集、削除、並び替えが可能です。
  並び順の変更はカートページの共通商品オプションの並び順に反映されます。
  ・「新規作成」ボタンをクリックし、以下の3つのタブで設定を行います。

2.1. 基本設定タブ


 ・目的: 複数のオプション項目をグループ化するためのタイトルや表示条件、サイトでの入力選択肢などを設定します。
  例えば、「のし」というタイトルで「表書き」や「お名前」といった関連オプションをまとめることができます。
 ・設定項目:
  ・タイトル: オプションをグルーピングするためのタイトルで、サイト上部に表示されます。
  ・ID(クラス名): HTMLに出力されるCSSクラスセレクタのクラス名を指定でき、デザイン適用に利用できます。複数のクラス名は半角スペース区切りで指定します。
  ・選択肢の表示設定: お客様がオプション群を商品につけるかどうか(例: 「必要/不要」)を選択できるラジオボタンを表示するかどうかを設定します。
  ・表示条件: 登録済みの共通商品オプション表示条件を指定し、このオプション群をサイトに表示する条件を設定します。
  何も設定しない場合、サイトの「目的」欄でどの表示条件を選択しても、このオプションは表示されます。

2.2. オプション項目設定タブ


 ・目的: 個々のオプション項目名、表示タイプ、選択肢などを登録します。最大30件までオプション項目を登録できます。
 ・このタブは、「基本設定」タブを保存した後に表示されます。
 ・設定項目:
  ・オプション項目名: オプション項目の名前。
  ・ID(クラス名): オプション項目のHTMLタグに出力されるCSSクラスセレクタのクラス名。
  ・表示タイプ: オプションの表示形式を「セレクト」「ラジオ」「テキスト」から選択します。
  ・「ラジオ」を選択した場合、選択肢に画像を関連付けることができます。画像付きラジオボタンは、お客様に選択肢の内容をより分かりやすく伝えます。
  ・説明: オプションの説明文(HTML入力可)。
  ・選択肢: 「セレクト」または「ラジオ」表示タイプの場合の選択肢を登録します。
  ・「詳細設定」ボタンをクリックして、選択肢情報編集画面で個々の選択肢を設定します。
   最大40件まで登録できます。
   ・選択肢の詳細設定項目:
    ・並替: サイトでのオプション選択肢の表示順。
    ・選択肢名: 選択肢の名称。
    ・ID(クラス名): オプション選択肢のHTMLタグに出力されるクラス名。
    ・表示/非表示: オプション選択肢をサイトに表示するかどうかを設定します。
      季節限定の選択肢などを簡単に切り替えられます。
    ・表示条件: 共通商品オプション表示条件で登録した条件を指定し、この選択肢をサイトに表示する条件を設定します。
    ・説明: オプション選択肢の補足説明(HTML入力可)。
    ・価格/割合(マイナス可): 選択肢に応じた価格(円)または割合(%)を設定できます。
    ・税区分: オプション選択肢の税区分。
    ・画像URL: 「ラジオ」タイプの場合、画像管理でアップロードした画像のパスを指定すると、サイトに画像が表示されます。

2.3. メール表示フォーマット設定タブ


 ・目的: 注文確認メールなどの受注関連メールに共通商品オプションの内容を出力する際のフォーマットを自由に指定します。
 ・このタブは、「基本設定」タブを保存した後に表示されます。
 ・操作: 独自タグ(スニペット)を利用して、共通商品オプションのタイトル、オプション項目名、オプション選択肢名をメール本文に挿入できます。
    未指定の場合、従来の商品オプションと同じフォーマットで出力されます。
(参照:商品管理_共通商品オプション設定

3. 共通商品オプションを商品に紐づける


最後に、登録した共通商品オプションを特定の商品に関連付けます。

 ・管理画面の場所: 「商品管理 > 登録商品編集一覧」から、該当商品の編集画面を開き、「商品オプション」タブを選択します。
 ・操作:
  ・「利用するオプションの選択」欄で「共通商品オプション」を選択します。
  ・「共通商品オプションの選択用リスト」から、該当商品に適用したい共通商品オプションを指定します。
  ・「追加ボタン」をクリックすると、選択リストを複数追加できます。
  ・ 注意点として、共通商品オプションを選択した場合、カートページでの共通商品オプションの並びは、「商品管理 > 共通商品オプション設定」の一覧で設定した並び順が適用されます。
(参照:商品管理_登録商品編集(商品オプション設定)

その他の機能と設定


 ・オプションのグルーピング: 複数のオプションを一つのグループとしてサイトに表示し、管理画面でタイトルを設定できます。
 ・オプションと選択肢の並び順設定: 管理画面で簡単に並び順を変更でき、その変更は紐づいている全ての商品に自動で反映されるため、更新作業の負担が軽減されます。
 ・CSSのクラスセレクタの設定: オプションのタイトル、オプション項目、オプション選択肢にそれぞれクラスセレクタの値を設定でき、ユーザーCSSやユーザーJSでデザインを適用しやすくなります。
 ・オプションの一括入力: 複数の商品を注文する際に、オプション項目の入力内容をカート内の複数商品に一括で反映できる機能です。
  ・「商品管理 > 共通商品オプション基本設定」画面で「一括入力利用設定」を「利用する」に設定すると、カートページの購入手続きフロー内に一括入力画面が追加されます。
  ・「一括入力項目設定」では、一括入力画面で設定可能な共通商品オプションを指定できます。
 (参照:商品管理_共通商品オプション基本設定
 ・メッセージカードASP連携を利用している場合、「メッセージカードを追加する」チェックボックスが表示され、これにチェックを入れるとサイトの一括入力画面にメッセージカードの選択欄が表示されます。