共通商品オプション機能
1.概要
共通商品オプション機能は、ショップ共通でオプション項目を設定できる機能です。
作成したオプションを商品に紐づけることで商品オプションとして利用することができます。
従来の商品オプションとの違いは、以下の2点が挙げられます。
設定や更新の手間を省くことができる
従来の商品オプションは、各商品にオプション項目を登録して利用しますが、共通商品オプションは、ショップ共通で設定できるため、商品によらず設定値が同じ場合、設定や更新の手間を省くことができます。
図.共通商品オプションの特徴1
従来の商品オプションよりも高機能
共通商品オプションには、従来の商品オプションにはない機能が備わっています。
例えば、カートページで特定の条件を選択時にのみオプション項目やオプション選択肢を表示する表示制御機能や、画像付きのラジオボタンの表示機能、自由なメールフォーマットを作成できる機能などです。
これらの機能を利用することで、お客様に必要なオプションを分かりやすく表示することができ、入力忘れや選択ミスを軽減し、スムーズにご注文いただけるようになります。
図.共通商品オプションの特徴2
2.機能詳細
共通商品オプションの機能詳細を記載します。
2.1.表示制御
共通商品オプションは、ご注文時に必要なオプション項目のみを表示することで、お客様が設定や選択に迷わないよう表示を制御する機能があります。
2.1.1.購入目的による表示制御
サイトでは、共通商品オプションの表示欄上部に「目的」のリストが表示されます。この目的のリストから購入目的を選択すると、選択した目的に一致する共通商品オプション、オプション選択肢が表示されます。「目的」のリストは、管理画面から自由に登録できます。
図.目的の選択
以下の例では、共通商品オプションに「のし」を設定したケースです。
目的に「結婚祝い」や「出産内祝い」を選択した場合、「のし」のオプション項目が表示されます。
「表書き」の選択肢は、「結婚祝い」では「御祝」の表書きが表示され、「出産内祝い」では、「内祝い」の表書きが表示されます。目的に「クリスマス」を選択時には、「のし」のオプション項目自体が表示されないようになっています。
このように選択した目的に応じて、オプション項目やオプション選択肢の表示制御が行われることで、表示されたオプション内で適切な選択を行うことができるようになります。
図.目的によるオプション項目・オプション選択肢の表示制御
図.目的によるオプション項目の表示制御
2.2.オプション表示方法の設定
サイトに表示するオプションの表示方法の設定について記載します。
2.2.1.オプションのグルーピング
複数のオプションを1つのグループにグルーピングしてサイトに表示することができます。
管理画面では、グループにタイトルをつけて登録します。
例えば、「のし」で設定するオプション項目を1つのグループとして登録する場合、タイトルに「のし」を指定し、オプション項目として「表書き」や「お名前」を登録することで、サイト上では「のし」のオプション項目郡が1つのグループとして表示されます。
図.オプションのグループ表示
2.2.2.オプションの並び順設定
サイト上に表示されるオプションの並び順は、管理画面で簡単に変更することができます。
変更した並び順は、そのオプションを利用している全ての商品に反映されます。商品個別の更新作業を行う必要がないため、更新作業の負担が軽減されます。
図.オプションの並び順の変更
2.3.オプション選択肢の表示方法
サイトに表示するオプション選択肢の表示方法の設定について記載します。
2.3.1.画像付きラジオボタンの表示
オプション項目の表示タイプを「ラジオ」に指定した場合、オプション選択肢に画像を設定することができます。サイト上では、画像付きのラジオボタンとして表示されるため、選択肢の内容をお客様により分かりやすく伝えることができます。
図.画像付きラジオボタンの表示
2.3.2.オプション選択肢の表示・非表示設定
オプション選択肢を表示するか、非表示にするかを設定できます。
季節限定の選択肢がある場合など、選択肢の内容はあらかじめ登録しておき、表示しない季節には「非表示」に設定変更することで、サイト上の表示の切り替えを簡単に行うことができます。
図.オプション選択肢の表示・非表示設定
2.3.3.オプション選択肢の並び替え
サイト上に表示されるオプション選択肢の並び順は、管理画面で簡単に並び替えすることができます。
再登録をせずに並び順を変えることができるので、選択肢が多い場合などに便利です。
図.オプション選択肢の並び順の変更
2.5.CSSのクラスセレクタの設定
オプションのタイトル、オプション項目、オプション選択肢にそれぞれクラスセレクタの値を設定できます。
クラスセレクタの値がHTMLに出力されるため、ユーザーCSSやユーザーJSでデザインを適用しやすくなります。
図.クラスセレクタの設定
2.6.メールフォーマットの設定
注文確認メールなどのメールに出力されるオプション内容のフォーマットを管理画面から指定できます。
メール文面を自由に変更できるため、お客様により分かりやすいフォーマットにすることができます。
図.メールフォーマット設定
2.7.オプションの一括入力
従来の商品オプションの場合、複数の商品を注文する時にはそれぞれの商品でオプションの入力が必要でした。
共通商品オプションでは、オプション入力の手間を軽減するため、オプション項目の入力内容を複数の商品に一括で反映する機能があります。
管理画面で機能を有効にすると、サイト上でオプションの一括入力画面が表示されます。一括で入力したオプションは、そのオプションを紐づけているカート内の商品に反映されるため、商品個別にオプションを入力する手間を省くことができます。
図.オプション一括入力
3.ご利用方法
共通商品オプションは、管理画面から共通商品オプションと表示条件をご登録いただき、登録した共通商品オプションを商品に紐づけることでご利用いただけます。
3.1.共通商品オプションの登録
3.1.1.表示条件の登録
はじめに、「2.1.1.購入目的による表示制御」で紹介した目的の登録を行います。
目的の登録は、商品管理>共通商品オプション表示条件グループ設定、共通商品オプション表示条件設定からご登録いただけます。「共通商品オプション表示条件グループ設定」は、目的を階層として登録する際のグループ名を登録できる設定画面です。
3.1.2.オプションの登録
共通商品オプションは、管理画面の商品管理>共通商品オプション設定からご登録いただけます。
3.2.共通商品オプションを商品に紐づける
登録した共通商品オプションは、管理画面の商品管理>登録商品編集一覧から商品編集画面を開き、「商品オプション」タブから紐づけることができます。
図.商品に共通商品オプションを紐づける
4.特記事項
共通商品オプションをご利用いただくにあたっての特記事項を記載します。
・共通商品オプションは、カートを「ワンページカート」にご設定いただいている場合にのみご利用いただけます。
カート設定は、管理画面のカート管理>基本設定の「ワンページカート」でご設定いただけます。
・共通商品オプションは、現在はカートページに遷移後に入力できるオプションとして提供しています。商品ページや商品一覧ページ(カテゴリページや商品検索ページ、機能パーツ)では、共通商品オプションは表示されません。
・共通商品オプションと商品オプションを同時にご利用いただくことはできません。共通商品オプションをご利用される場合で、商品個別の選択肢のオプションがある場合は、共通商品オプションに商品個別のオプションをご登録して商品に紐づけてください。